マルチサブスクリプション機能について

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管理者向け新機能

マルチサブスクリプション

新しく導入された「マルチサブスクリプション」機能により、1つのメールアドレスで複数のサブスクリプションを管理できるようになりました。この機能は、複数のDeepL製品を効果的に使い分けたいチームにとって、より柔軟な管理と運用を可能にします。

以下の動画では、この新機能の概要をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

この動画の内容は、2024年12月12日時点のものとなります。

グループの概念と役割

マルチサブスクリプションを効果的に管理するには、新しいコンセプトである「グループ」を理解することが大切です。      「グループ」を活用することで、どのユーザーにどのサブスクリプションを割り当てるかを簡単に指定できます。現在、グループごとのライセンス数の設定はできませんが、各サブスクリプションごとにユーザーを追加するためのフレキシブルな管理方法としてご利用いただけます。

ユーザー、グループ、サブスクリプションの関係

『グループ』は、ユーザーとサブスクリプションをつなぐ役割を果たします。グループは1つまたは複数のサブスクリプションに紐づき、ユーザーは1つまたは複数のグループに追加されることで、そのグループに紐づいたサブスクリプションを利用できるようになります。

User, Group, Subs

デフォルトグループ

マルチサブスクリプションの導入により、既存のユーザーが自動で追加される『デフォルトグループ』が作成されます。このデフォルトグループには、最初に作成したサブスクリプション(通常、初めて購入したサブスクリプション)のみが紐づいています。デフォルトグループだけでも十分利用可能ですが、必要に応じて手動でグループを作成し、サブスクリプションをより細かく管理することもできます。

Defaultgroup

管理者

管理者は引き続き最低1名が必要であり、必ずどこかのグループに所属している必要があります。ただし、ライセンスの消費は必須ではありません。管理者がライセンスを消費しないようにしたい場合は、サブスクリプションに紐づかないグループを作成し、そのグループに管理者を追加します。

管理者は、所属グループに関わらず、全グループに対して管理権限を持つことができます。

Admin

ユーザー管理

マルチサブスクリプションでは、ユーザーの管理がこれまで以上に重要です。グループ間でのユーザー移動や通知の仕組み、削除の方法を含む管理者設定を理解することで、効率的な管理が可能になります。

【ユーザー管理の概要】

◆ユーザーをグループに追加する場合

ユーザーをグループに追加すると、そのグループに紐づくサブスクリプションのライセンスが消費されます。
新しく追加されたユーザーには通知が送られますが、以下の場合は通知されません。(2024年11月時点)

・すでに他のグループに所属している場合
・過去にいずれかのグループに所属していた場合

ユーザーは複数のグループに所属することができます。


◆ユーザーをグループから外す場合

ユーザーをグループから外す際は、特定のグループから外すことも、所属するすべてのグループから一括で外すことも可能です。
いずれの場合も、ユーザーのDeepLアカウントは削除されません。グループから外れたユーザーはライセンスを消費できなくなり、無料ユーザーとして扱われます。


◆ユーザーとグループの管理方法

ユーザーの追加・削除には、グループを基準に操作する方法ユーザーを基準に操作する方法の2つのアプローチがあります。

グループを基準に操作する場合は、[グループ]タブを使用して特定のグループにユーザーを追加できます。この時、メールアドレスをカンマやスペースで区切ることで最大40ユーザーまで一度に追加することができます。また、SSO環境(JIT Sync無し)においては.csvファイルを使ったユーザー追加も可能となりました。

AddusersfromGrouptab


一方、ユーザーを基準に操作する場合は、[ユーザー]タブを使用して、特定のユーザーもしくは複数のユーザーに対してグループの追加・削除を一括で行うことができます。

AddusersfromUsertab

この方法を活用することで、個別にユーザーを管理する手間を省き、より効率的にグループの設定が可能になります。また、グループAからBへと一度の操作で移動させることもできます。

 

 

テナント管理

テナント全体の管理を通じて、より効果的なライセンス運用や利用制限の設定が可能になります。
以下は、2024年11月現在の主なポイントです。

文書翻訳の利用制限

マルチサブスクリプションを導入すると、文書翻訳の上限は、同一サブスクリプション全体で共有されます。

招待リンクの一時的な制限

マルチサブスクリプション機能を有効にすると、招待リンクの発行が一時的に利用不可となります。

無料版の利用制限設定

管理画面では、DeepL TranslatorおよびWriteの無料版の使用可否を設定できます。これにより、ユーザーが無料版にアクセスする条件を細かく制御することが可能です。

新機能や管理方法について、押さえておくべきポイントをまとめました。

マルチサブスクリプションに関する注意事項

グループ名は変更できますか?

はい、いつでも変更可能です。

グループを削除することはできますか?

はい、できます。「グループ」タブを開き、削除したいグループの右横の「…」メニューから「グループを削除」を選んでください。ただし、デフォルトグループは削除できません。

請求はどの単位で行われますか?

請求はサブスクリプション単位で行われます。グループ単位での請求はサポートされていません。

グループごとに異なる請求先情報を設定できますか?

いいえ、請求先情報はグループやサブスクリプションごとに分けることはできません。

用語集を共有すると、どの範囲で共有されますか?

用語集を共有すると、グループを超えて全体に適用されます。

グループごとにライセンス数を割り当てることはできますか?

いいえ、グループにサブスクリプションを紐づける際、ライセンス数の詳細な配布設定はできません。
(例: グループ1に5ライセンス、グループ2に10ライセンス、などの設定は不可です。)

SSOを導入する条件は何ですか?

テナント内で少なくとも1つのサブスクリプションがSSO導入条件を満たしていれば、テナント全体でSSOを利用できます。ただし、お客様のSSO環境に依存する注意点もありますので、マルチサブスクリプション環境でのSSO設定の詳細についてはお問い合わせください。

マルチサブスクリプション機能の導入、 ご質問はお気軽にお問い合わせください。

マルチサブスクリプションの詳細に関しては、担当のOMまたはCSMに直接ご連絡ください。万が一、連絡先が分からない場合は、右の「お問い合わせ」よりご連絡ください。メールには以下情報をご記載下さい。

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